前泊したポー川河口の一軒家のレストランでは、充実したコンティネンタル(大陸式)ブレックファーストがついている。
手前のケースは、スクランブルエッグや、ベーコン、奥の方には3種類のヨーグルトや、りんご、ぶどう、パリパリのクリームクロワッサンもある、コーヒーは別に入れてくれて、私はマキアートを頼んだ。
この充実の朝食も含めて、宿泊費はひとり25ユーロ(2千8百円)くらいだから、利益が出るの?と思ってしまう。
すぐ向こうには運河の景色が広がっており、ながめもなかなかいい。
ポー川河口を出発し、今日はパドヴァに向かう。
今日も農村地帯を走るがやはり自転車はMTBがいい。
こういう未舗装の道路もところどころ出てくる。
村ではこんな三輪トラックが、まだまだ現役だ。
こんな農村の道を走っていると、時々マリア様やこんな祠が立っている。
公園にはちいさな家が立っていて、女の子たちには「おうち遊び」が人気のようだ。
北イタリアの平原には大小のキャナル(運河)をよく見かける。
パドヴァの街につくと宿から数百メートルのコインランドリー行きました。
壁の窓から顔を出したおばさんのイタリア語を男性が英語に通訳してくれ、安いのがあと9分で終わるから待ったらいいよと教えてくれる。
お客さんの女性がコインの入れ方を教えてくれた。
洗濯物は毎日洗面台に湯を張って行っているが、たまにこういうところでワシャワシャやった方がいいね。
洗剤付きで6ユーロ。
食事はパドヴァの「Zairo」で食べた。
ここはイタリア滞在中1、2を争ううまさ!
まずはタコのカルパッチョ。
オリーブオイルと塩、レモンで食べる。
これもうまいが、まぁ日本でも再現できる。
これが特筆モノのスープ
ただの濁ったスープに見えるが、これは「野生のキノコスープ」なのだ。
メニューに英語でWild mushroom soupとあったので頼んでみた。
香りのしっかりした袋タケのようなキノコなど、野生のキノコたっぷりで、酸味とピリ辛があり、コクも濃厚な絶品スープ。
ちょっと日本には例える味がないが、実にうまい。
おもわずうなってしまった。
ディープで野生なイタリアの一品。
7.8ユーロ。
野生のキノコを採る手間を考えたら実にお値打ち。
メインは海鮮パスタ。
これがアサリはもちろん、カニ、エビ、ハサミの大きいカニなどわんさか入ってうまみが凝縮した一品。
こんな豪華な海鮮パスタは食べたことがない。
これが14ユーロならいいでしょう。
日本人の口にもあう。
もう一品注文しようとしたが、ボーイさんに海鮮パスタを食べてからにしろと言われた。
実際満腹になった。
イタリアのボーイさんはとっても親切だ。
無理に注文させない。
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