前日の土石流による鉄道の不通は解消しており、台東行きの自転車を乗せる列車の切符は確保できた。
駅で寿司を見つけたので買ってみる。
1個10元なので、10個買っても300数十円。
見た目は寿司によく似ているのだが、たとえば左上のはマグロではなくて、何か赤い干し肉みたいなもの。それがノリで巻いてあるところがニクイ(笑)。卵やエビは味も日本とよく似ている。
いずれにしてもすべて火が通っているし、ひとつひとつ袋に入っていて衛生的と言えよ~
寿司のように見える「地元素材の独創的な食べ物」だ。(笑)
これはこれで結構楽しい。
列車の中では駅弁を売っていた。
台鉄弁当。
日本人が持ち込んだ弁当の文化は便當(びぇんとん)として広く定着している。街中でも看板をよく見かける。
中身はこんな感じ。
白ご飯の上に味のしみたスペアリブがバーンと乗せてある。
これが台湾弁当の一つの定番のパターンだ。
あとは、煮卵などおかずも少々。
特筆すべきは、
この白飯、スペアリブ、その他おかずがアツアツなのである!
これはすごい!
電子レンジでたためたとかそういうのではない。
どうも昼飯時に駅の構内にある調理場でつくって、そのまま列車に持ち込んで売っている感じ。
これは台湾鉄道謹製の弁当なのである。
この鉄道の駅弁でも、炊きたて飯のアツアツ弁当を食べさせるところに台湾人の食にかける情熱とを感じるのであった。
うまい。
途中の川は濁流になっていた。
途中であ~ここが土石流が起こったのだなと思う所も何か所かあった。
目的地が近づいて自転車を置いた車両に移動していると、途中ドアが開きっぱなしになっている。
なかなかスリルあふれるアトラクションだ(笑)
台湾東部は少数民族がたくさん住んでおり、台東駅では違う言葉も聞こえてくる。
伝統的な船や、
オババも出迎えてくれた。
(おっぱいに張りがあるので、本当はオババではなくてまだ若いのかもしれない(笑))
台湾は九州と同じくらいの大きさだが、16くらいの少数民族がおり、それぞれ言葉が違う。
私も九州だが、そこが16の多民族国家というのはすごい。
遠い昔に、もっと南方の民族がそれぞれ船に乗って流れ着き、定住したようだ。
夜は定食屋に行って、私はご飯の定食、長男は饂飩(うどん)の定食を頼んだ。
私の東坡肉(とんぽうろう)定食。
豚の角煮に、麻婆豆腐、瓜の煮つけに青野菜の炒め物、メロンもあった。
こちらが長男が頼んだ饂飩(うどん)定食。
「俺のご飯やおかずや、野菜などはいつ来るんだろう」といつまで待っても何も来ない。
しびれを切らして店員さんに「まだうどんしか来てないんだけど」と言うと、いや主食(麺)やスープ、おかずのエビや肉団子などは全部これに入っている。これが定食だ。と一生懸命説明してくれた。
台湾では麺はご飯と同じ主食であり、おかずがセットになってひとつのどんぶりに入っているのもまた定食になのだ!
日本人が「定食」と感じるものを食べたければ、饂飩(うどん)定食ではなく、ご飯の定食を頼むべきと言えよ~
長男がっくし。
リベンジに「台湾バーガー」を食べに行こうということになった。
こちらが台湾バーガー。
中身は牛肉と玉ねぎを醤油と砂糖で甘辛く味付けしたもの・・・つまり、すき焼き。
すき焼きを包子 (ぱおず)で包んだもの。
すき焼きバーガーと言ってくれたら日本人には伝わる味だった^^;
これはこれでうまかったのだが・・・
これは台湾じゃなくて、これは日本の味でしょうが!
夜の公園にはバルーンランタンがたくさん飾ってあった。
どの街にもこういう神様を祭ったお宮がある。
千手観音さま。
リアルな神様たち
日本の仏像も昔はこんなにカラフルだったのかなぁ