今日は巡礼中初めての本格的な雨になった。
途中バルで雨宿りしつつ、歩を進める。
このバルの外にあるホタテ貝の大きなモニュメント。
ホタテ貝はスペイン巡礼のシンボルで、私もリュックの後ろにホタテ貝をぶら下げている。
それを見ると誰もがああ巡礼者さんなんだなとわかる仕組みになっている。
道行く人も「ブエン カミーノ!」(いい巡礼を!)とたくさん声をかけてくれる。
橋をいくつか越えると、やがてタコで有名なメリデの街に入ってきた。
私を見るなり、「Come on! タコ タコ!」と日本語で店のおじさんが声をかけてきた(笑)
この巡礼中、アストルガのアルベルゲの受付の人が日本人だった以外は日本人は見ていないのだが、タコなどという特殊な日本語をよく知ってる(笑)二文字で覚えやすいのかな。
「シー(YES)タコタコ!」と声をかけてにこにこして通りすぎる。
先に巡礼宿にチェックインしなければ!
今日はタコを食べるためメリデ市街地の中心部に宿をとる。
日本式に言うと部屋は3階だが、スペインでは1階は0階なのでエレベーターは2を押す。
中心部と言っても10ユーロ(千円ちょっと)
おめあてはタコの名店、「プルぺリア・エセキエル」だ。
いきなりがっつりタコをゆでている。
注文すると、鍋からタコをすくいあげ、ハサミでちょきちょき切って皿にもり、オリーブオイル、唐辛子、岩塩をぶちかける。きわめてシンプル(笑)
店内は思いのほか広く、店というより市場かなにかのような活気にあふれている。お店のスタッフは早足であちこち動きてんてこ舞いだ。お客がわいわいがやがや話すのにまけないように大声で注文を通している。
例によって赤ワインがボトルで出てきて、ようやくの思いで飲み干したころ、この左のおじさんが「一杯どうだい?」とお酒をごちそうしてくれた。
飲むとウォッカだ!
目をむいて口から火が出る仕草をすると、おじさんも「シー!(YES!)」ぼわぁ~と口から火が出る仕草をにこにこしながら返してきた。
このおじささんたちは昼まっからビールやワインを飲んだあげく、なんとウォッカを飲んでる!
しかもボトルで!@@
ハポン(日本)の巡礼者がもう一匹ゆでだこになりました!(*^^*)
もうあかん!!
今日もシエスタ(昼寝)するしかない。
おやすみなさい!