コロナで食料不足になるか?コロナの死者はお餅の10分の1

前の記事の続きです。

死亡超過数は138人

国立感染症研究所によると今年の死亡超過数は1月~4月で最大で138人です。(時事)例年よりも死者が多い数ですね。

私の住む大分県でもコロナにかかって村八分になりいたたまれなくなって自殺した方がいるというのを数人聞きます。

仮にコロナ村八分や仕事の行き詰まりやストレスなどで自殺した人が47都道府県に3人ずついるとするとそれだけで141人です。

それを考えるとウイルスだけによる死者は例年から特に増えていないと考えることもできます。

お正月にお餅を喉につまらせて亡くなる方は1300人

一方お正月にお餅を喉につまらせて亡くなる方は毎年1300人程度いるそうです。

それと比べたらコロナの被害は10分の1以下ということになりますね。

お餅の10分の1以下しか死者がいないのに、日本人が全員マスクしたりして少々やりすぎな感じもしますね(笑)

農業は3密に最も無関係な仕事

農業は3密に最も無関係な仕事です。

自宅から軽トラックで畑に行き、作業して帰ってくる。人と接触する場面はありません(笑)

日本の農業はコロナにほぼ影響を受けないと思っています。

穀物の国際指標は長期下落傾向にある

以下のグラフは米国産大豆の月足です。

2012年あたりがピークで、長期下落傾向にあり、コロナがはっきりした2020年に入っても反発していません。

つまり大豆などの穀物は国際的にまったく不足していないということです。

現在世界的な食料不足は見られていない

コロナによる超過死亡数はお正月のお餅の被害の10分の1以下であり、世界的に食料不足は見られていません。

たしかに一時期スーパーからパン用の小麦粉などが消えましたね。

しかしあれは「流通の問題」です。

コロナで外出自粛になって家庭でパンを焼く人がものすごく増えたのです。

一方外食用の小麦は売れなくなります。

スーパーの小麦粉が消える一方でアマゾンなどでは30kg入りの業務用小麦粉は常に出品されていました。

つまり、例年と同じように小麦のパッキングラインを動かしていたら、急激に業務用の需要が減り、家庭の需要が増えたために、「家庭用パッケージの小麦粉が不足した」のです。

小麦粉が日本全体として、あるいは世界全体として不足したわけではありません。

世界経済は大幅は落ち込み

コロナによる実際の超過死亡数は138人で、毎年のお餅の10分の1ですが、全員がマスクしたり外出を控えたり経済活動には大きな影響が出ています。

アメリカの4-6月期GDPはー32.9%であり、統計開始以来最悪の水準になりました。

日本は8月17日に発表されますが、年率換算で-20%を超え、リーマンショックを上回る記録的な落ち込みになると予測されています。

経済の落ち込みはお餅どころではなさそうです^^;

世界大恐慌では都市部で食糧不足が起こった

世界大恐慌の時は、多くの会社が倒産して失業者があふれましたが、失業して食べ物が買えなくなってしまったり、物流会社の倒産などで、物流が滞り、都市部では食料が不足し、農村では出荷できずに廃棄するという現象が見られました。

日本でも今年マスクやトイレットペーパー、小麦、パスタなどが店頭から消えることがありましたね。

今はGDPが最悪の落ち込みを見せるなか株価が上昇するというおかしな現象がみれます。

しかし売り上げが3割も落ち込めば損益分岐点を割り込んで赤字に転落する会社は数多くあるはずです。

これらをきちんと織り込んで株価が暴落するか、金を印刷して配り続けて通貨が暴落するかいずれかの現象が起こらざるをえないとみています。

そういう経済の大混乱時に、物流などがどうなるかですね。

物流の問題ないところに住む

私の焼くパンの小麦をどうしているのか?という質問をいただきましたが、今はEM栽培の地粉を使っています。

地元の農家が生産して、製粉し、直販所に出してるものです。

スーパーのパン用小麦がなくなっている間も、この地粉が店頭から消えることはありませんでした。

つまりこの地粉は作った人が直接製粉して直販所にもってきているので流通経路が非常に短くシンプルなのです。

最近はリモートワークが広がってきたのですから、食料を生産している緑豊かなところに住むと、結果として流通経路が短いので、経済混乱時にもこのように食料を入手する可能性が高まります。

最も流通経路が短いのが家庭菜園

そして最も流通経路が短く経済混乱時の影響を受けないのが家庭菜園ですね。

私は現在備蓄の取り崩しモード

米などの備蓄をどのくらいしているかとのご質問ですが、現在私は米は、秋の新米が出回るころにはなくなるくらいしかもっていません。なぜなら今年の米作は極めて順調だからです。

米についてはほぼ100%国内で生産していますので、その年の生産状況に特に異常がなければ秋の新米の時期までの分だけあれば充分ですし、味が落ちますのでなくなったら買えばいいと思いますよ。

どうも作柄がおかしいとか、流通経路が混乱しそうだというときは、買い増せばいいですね。

私もコロナの情報が出たときに、パスタや乾麺などの賞味期間の長いものを積みましましたが、今は取り崩しモードです。

これは備蓄のお蕎麦と自然菜園の三つ葉ですね(笑)

こんな感じで備蓄の取り崩しと、自然菜園に生えているものが今のメインです(笑)

こういう備蓄取り崩しモードになると、ほとんど食費がかからないのがいいですね(笑)

またコロナでお正月のお餅以上に被害が出そうだとか、世界経済が大混乱しそうだという時は、再備蓄モードに入りますが、私はしばらく取り崩しモードであり、自然菜園の充実は引き続きはかっていきます。

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