同じ車に20年20万キロ乗るということ

今日車の走行距離が20万キロになった。

この車には20年以上乗ってる(笑)

うちの子はもうふたりとも大学を卒業し、仕事をしているが車というのは1台しかしらない(笑)物心ついてからずっとこの車だったからだ(笑)

同じ車に20年20万キロ乗るということ

同じ車に20年20万キロ乗るとはどういうことか経験者として語っていきたい(笑)

同じ車に合わなくなる

現在では1年を通じて車に乗って同じ車に出会うことはほぼなくなった(笑)

乗り始めのころはもちろん同じ車によく出会った。10年を過ぎる頃にはかなり減って、10数年経つとほとんど同じ車に道で出会わなくなる(笑)

オンリーワンの車に乗れる。

これはどんな新車にもできない楽しい経験だ(笑)

故障について

オイル交換やタイヤ、バッテリーなどどのくるまでも交換するものは何回か交換している。エアコンガスの補充も必要。10万キロを越えたらタイミングベルトも交換している。プラグの交換も必要だ。

しかしこれはすべて通常のことだ。

ラジエターの交換

では通常の交換ではない、いわゆる故障には何があったかというと、10万キロを越えてしばらくした時、ラジエターから蒸気が吹き出した!(笑)

昔のアメリカ映画などでは車の故障シーンといえば、ボンネットを開けて蒸気が出ているシーンが多いが、まさにあれである!(笑)

上の20万キロの写真でも右に水温計がついているが、なぜこんな目立つところにあるかというと水温が異常に上がると車で最も高価な部品であるエンジンが焼き付いてダメになるからだ。

この時にも水温計は上昇した。

こういう時はペットボトルで公園の水でもいいからラジエターに入れて修理工場まで走らないといけない。

よくやり方がわからなかれば車の任意保険には年1回のレッカー移動は無料でやってくれるところが多いのでお願いするといいだろう。

ラジエターの交換費用は数万円だった。

ヒーターコアの交換

あと今年のことだが20万キロを目前にして、ヒーターコアという部品から冷却液がもれた。これも水温計が上昇する。

20万キロ乗っていて水温計の異常上昇を2回経験したわけだ(笑)

この時も水を補充してエンジンを冷やしてから走行した。

いつもお世話になってるひとりでやっている整備工場で見てもらって部品を注文し、後ほど交換してもらった。

ホースと、エアコンガスも補充してもらって6万円でお釣りが来た。

あと一度かなり以前に片方のパワーウインドウが壊れてモーター類を交換してもらったことがある。

これはそんなに大した修理ではなかったと記憶している。

やはり水温計の異常上昇は、「おっ!えらいこっちゃ!」という感じで記憶に残るカーライフイベントだ(笑)

日本車に20年20万キロ乗ることはたいしたことではない

日本車に20年20万キロ乗ることはたいしたことではない(笑)

数万円程度の「ちょっとした故障」が2回あったくらいだ。
これなら通常のメンテナンスのタイミングベルトと補機類一式の交換の方がよほど高い。

私が学生時代に免許とって最初に乗り始めた軽自動車とかは10万キロ前後で青息吐息でボロくなったなぁという感じがあったが、この車はボディーの剛性感もエンジンの調子も新車の頃と何も変わらない。
もしかしたら微妙な変化で体感できないだけかもしれないが、特に「こりゃダメだ」という感じは一切ない。

だから今回もヒーターコアを交換した。

修理費用をどこまで出せるか

修理費用をどこまで出せるかだが、通常新車を買うと3年で3割、5年で5割価値が下がると言われている。

300百万の車なら年間30万円価値がさがる。

ところが10万キロを過ぎると査定も最低になり、「それ以上価値が下がらない」。

ここがポイントである!

これ以上車の価値が下がらないのだから、300万の車なら年間修理代が30万円以下なら直して乗った方がお得なのである(笑)

車の価値が減る分をローンと考えるとわかりやすい。車のローンが終わったら、その分月々の支払いはなくなるだから、10年に1回くらいラジエターやヒーターコアから液漏れして数万円で交換しても、その方がずっと安いのである。

だから300万円の車に乗ってる人は年間30万円まで、600万円の車に乗ってる人は年間60万円までなら修理代を払った方がお得である。

新しい車に換えたら毎月確実に価値が減っていくけど、修理は私の経験では10万キロに1回数万円程度しか発生しなかった。

まぁ東南アジアなどでは何十万キロにもなる古い日本車がゴロゴロ走っているので当たり前だ(笑)

車は5、6万キロからあたりがついてくる

新しい車はサスペンションも固めで、エンジンも角がとれていない。

私の経験では5、6万キロ走ったあたりからあたりがついていい感じになってくる。

そこからが車の一番おいしいところだ(笑)

日本ではそのくらいで車を手放す人も多いが、私に言わせれば高いお金を払って誰かのために慣らし運転をしているようなものだ(笑)

そのあたりの中古を買って、15万キロ、20万キロと乗るのが一番おいしいかもしれない。

長く乗ると下取り価格があがる?

実は私の車は数年前と比べて中古車相場があがっている。

私は20万キロになっても売る気はないので、関係ないが、まぁ評価が高いのは気分がいいものだ(笑)

20年20万キロの車にも値段がついており、買った時の半分くらいで売られてる。

20年で5割なら、一般的な車の5年で5割の下落率よりもずっといい。

まぁ私の車はたまたま最近値上がりしている5車種という記事で取り上げられていた。

もちろん買った時、そういうのを狙っていたわけではないが(笑)

20年20万キロでも長距離でもバンバン乗れる

最近は長男や次男の大学の下宿の引き払いや、新しい引っ越し先に荷物を運ぶなど、大分⇔京都間や大分⇔東京間を2回ずつくらい往復している。

長く乗っていても長距離も問題なくバリバリ乗れる。

燃費の問題

燃費はね。
そんなによくないですよ(笑)

私の車は6気筒の自然吸気エンジンだしね。

今はハイブリッドとか燃費のいい車がたくさんあるけど、その車は20年20万キロ乗れるのかな?

初代プリウスは私の車よりあとに出たけど、もう街ではまったく走っているのをみかけない。

今は電気自動車も話題だけど、仮に今年電気自動車を買って、20年20万キロ乗れるのかな?

もしそんなに乗れないなら600万円の電気自動車なら毎年60万円価値が減るわけです。

ひと月5万円ですよ!

そんなにガソリン使います?!

私は使わないです。

ハイブリッドであれ電気自動車であれ、燃費よくなったとしても、その車の価値が減るスピードの方がはるかに速く、燃費の改善などまったく意味がないほど値下がりする。

ちなみに電気自動車は3年で3割ではなくて、3年で7割価値がさがると言われています。日産のリーフとかが実際にそうなっているからです。

600万円の電気自動車ならひと月12万円くらい価値が減るから。

今の車のガソリン代と修理代がひと月12万円かからないなら乗り続けたほうがお得です(笑)

長く乗ると自動車税もあがるけど、ひと月12万円も価値がさがるよりずっとまし(笑)

それに昔の自然吸気エンジンはほんと壊れないよ。エンジンフィールもいいしね(笑)

愛着

もうね。

20年20万キロも乗ると、その車は人生の一部です。車両感覚や特性も知り尽くしている。

どういう時にどういう使い方をすればいいかもわかってる。

使い慣れた鍋や包丁みたいなものよ。

こんな使いやすくて、機能的にも何も問題ないものをなぜ買い替える必要がある?

まぁないわけです(笑)

このフォルクスワーゲン・ビートルの動画でも、

人生を共に過ごして、子供が運転の練習もしてわけです。

私の2人の子供も大学生になって免許とって、この車で運転の練習をした。

この動画はビートルのラスト・ワンマイルを描いているけれど、私の車は20万キロを越えたけどまだまだラストじゃない(笑)

しかし、この動画で描かれている同じような愛着を感じます。

お〜

相棒よ!

今日も行くぜ!

みたいな感じです(笑)

こういう車とのいい関係はプライスレスです。

ぜひあなたも20年20万キロを目指してください!(笑)

案外気軽だし、心満たされる素敵なカーライフですよ(笑)

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